数日前から噂はあった。ドナルド・トランプ米大統領が、ついにパム・ボンディ司法長官を解任すると。

そして実際、4月2日に解任した(例によって自身のSNSトゥルース・ソーシャルでの発表だった)。閣僚の解任としては国土安全保障省のクリスティ・ノーム長官に次いで2人目だ。

後任には、取りあえず副長官のトッド・ブランチが就いた。かつてトランプの弁護士を務めていた男で、肩書は「長官代行」。ちなみにボンディは民間部門に転出するとみられている。

混乱の続く2期目のトランプ政権下で、ボンディは14カ月にわたる在任中に、確固たる地位を築くことができなかった。その背景として政治的な立場を問わず広く指摘されているのは、エプスタイン事件関連文書の公開で対応をしくじったことだ。これはトランプの極右支持層にとって極めて重要な問題だった。

2016年大統領選へのロシア介入疑惑を捜査した元FBI長官ジェームズ・コミーをはじめ、上司トランプが敵視する人物の訴追に失敗したのも痛かった。

国民にも嘲笑される始末