[エルサレム 9日 ロイター] - イスラエルの裁判所は9日、ネタニヤフ首相に対する汚職裁判が12日から再開される⁠と発表した。2月末に始まった対イラン攻撃に伴い発令されていたイスラエルの非常事態宣言の解除を受けた措置。声明では「非常事態が解除⁠され、司法業務が再開したことから、審理を通常どおり再開する」⁠とし、日曜から水曜の間に行うと明らかにした。

米イスラエルとイランの停戦合意発表後、イランからのミサイル攻撃が報告されなかったことを受けて、非常事態宣言は8日夕に解除され⁠ていた。

ネタニヤフ氏は2019年に収賄や詐欺、背任の罪で起訴された。ネタ⁠ニヤ⁠フ氏は起訴事実を否認している。公判は20年から始まり、実刑判決が言い渡される可能性もある。ただ、ネタニヤフ氏の公務の都合により、延期が繰り返されてきた。

ネタニヤフ氏はイスラエル⁠のヘルツォグ大統領に対し恩赦を求めている。トランプ米大統領も、ネタニヤフ氏の出廷が職務執行に与える影響を理由に、認めるよう要求している。

汚職事件のほか、23年10月のイスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃を受けて、ネタニヤフ氏への支⁠持は低迷している。今年10月に予定される総選挙では、ネタニヤフ氏が率いる右派連立政権は敗北を喫するとみられている。

イスラエルは停戦合意後もレバノンへの攻撃を続けており、合意は崩壊の危機に瀕している。

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