[ワシントン 7日 ロイター] - グリア米通商代表部(USTR)代表は7日、米中の経済・貿易関係は安定しており、トランプ大統領は来月予定される習近平国家主席との会談でその安定を維持することを目指すと述べた。
グリア氏はシンクタンクのハドソン研究所での講演で、米国は中国との大規模な対立を望んでいないとし、首脳会談では「安定性を維持することを目指している。中国からレアアース(希土類)を継続的に入手できることを確実にしたいと考えている」と述べた。
また、イラン情勢を受けて米中首脳会談は5月に延期されたものの、レアアースに関する閣僚およびスタッフレベルでの協議は継続しているとし、レアアース問題がそのレベルで解決され、「首脳会談で議題に上らないのが理想だ」と述べた。ただ、「無論、大統領はこれまでと同様、米国がレアアースを入手できるよう引き続き働きかけるだろう」とした。
米国は重要鉱物の代替供給確保に向け、複数国間協定の締結に取り組んでいるが、将来的に中国の値下げから生産を守るために価格下限メカニズムが必要だとの認識を示した。
また、米中が投資プログラムについて話し合う段階には達していないとし、「まずは貿易赤字を抑制する必要がある」と述べた。