Savyata Mishra Nicholas P. Brown

[31日 ロイター] - 米スポーツ用品大手ナイキが31日発表した第3・四半期(2025年12月─26年2月)決算は、売上高と利益が市場予想を⁠上回った。ただ、第4・四半期について予想外に減収見通しを示したことを受け、株価は引け後の時間外取引で9%超下落した。

中国市場の低迷が続いてい⁠るほか、過去の在庫の解消が進まず、業績回復の取り組みを妨⁠げている。

同社はエリオット・ヒル最高経営責任者(CEO)の下、事業立て直しに向けて販促活動の縮小や製品イノベーションの強化、ランニングなど主力事業への注力を図っている。

しか⁠し、ヒル氏は決算説明会で業績立て直しは「私が望む以上に時⁠間が⁠かかっている」と述べた。

マット・フレンド最高財務責任者(CFO)は第4・四半期の売上高が2─4%減少すると見通した。LSEGがまとめた市場予想は1.9%増だった。

中国では経営面の問題や激しい競争を背景に、売上高が10%減少した。⁠フレンド氏は、過去の在庫を解消するため中国で販売を減らしているとし、来四半期の中国売上高は20%減少を見込んでいると述べた。

第3・四半期の売上高は112億8000万ドルで横ばいだったが、市場予想の112億4000万ドルは上回った。

卸売売上高は安定した北米の売り上げ⁠に支えられ、5%増の65億ドルとなった。一方、消費者向け直接販売は欧州と中国の需要低迷に押され、4%減少した。

1株利益は0.35ドルで、予想の0.28ドルを上回った。

売上高総利益率は130ベーシスポイント(bp)低下の40.2%と6四半期連続で縮小。主に関税の影響が響いた。

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