Ritsuko Shimizu
[東京 27日 ロイター] - 赤沢亮正経産相は27日の閣議後会見で、月内に放出が始まるとしていた産油国共同備蓄について、26日から開始したと明らかにした。当初5日分を放出するとしていたが、6日分の放出になるという。
産油国共同備蓄は、サウジアラビアなど中東3カ国の石油会社が日本国内で保管しており、緊急事態の際に日本の石油会社が優先的に購入する権利を有している。放出は初めてのことになる。
また、赤沢経産相は、主要7カ国(G7)の財務相・エネルギー相・中央銀行総裁の合同会合が30日に開かれる予定だと明らかにした。中東情勢の緊迫が続く中、石油などのエネルギー需給や経済活動への影響を共有し、G7としての対応を議論する。「最も影響を受けているアジアの状況を共有し、長期化した場合に備えることを訴えかけ、G7全体での適切な対応を主導していきたい」とした。
今年のG7議長国であるフランスのパパン中小企業・商業・観光・購買力担当相は26日、戦略石油備蓄の放出について協議が行われると明らかにしていた。
さらに、赤沢経産相は、関係業界団体や各省庁、地方自治体に対し、原材料価格やエネルギーコストの上昇を配慮したうえで取引対価を決定するなど、適切な価格転嫁に配慮するよう要請したことも明らかにした。