[26日 ロイター] - 香港政府は、資産運用拠点としての地位強化に向け、成功報酬(キャリード・インタレスト)の税制見直しを近く提案する。資産運用会社が成果報酬を非課税で受け取れる対象が拡大する可能性がある。
現在の制度では、非課税措置はプライベートエクイティ投資に限定されている。
事情に詳しい関係者によると、政府は対象をプライベートクレジットやデジタル資産、海外不動産などにも広げる案を近く提案する。正式な提案は策定中で、近く立法会に提出される見通し。
政府系シンクタンク、金融発展局のロッキー・タン執行役員は「今回の見直しの狙いは明確で、資産運用会社が拠点を置き事業を拡大する上で香港の競争力を高めることにある」と指摘した。
また、今回の見直しはキャリード・インタレスト導入後の税制の「再調整」であり「国際的なベストプラクティスに沿うものだ」と述べた。
ドバイやシンガポールなど他の資産運用拠点は近年、税優遇措置を導入してファンドやウエルスマネジメント会社の誘致を進めており、香港から投資資金が流出する動きも出ている。