Sergio Goncalves

[リスボン 25日 ロイター] - ポルトガル銀行(中央銀行)は25日発表の四半期経済報告で、2026年の⁠経済成長率予想を1.8%とし、昨年12月に発表した2.3%から大幅に下方修正した。米・イスラエル対イラン戦争の影響と、暴風雨によ⁠る被害を理由に挙げた。

昨年の成長率は1.9%だった。

中銀は、紛争に伴⁠う「エネルギー商品価格の急激かつ大幅な上昇」が経済活動を圧迫し、インフレ率を押し上げていると指摘した。ただ、予想では紛争が続く期間と、⁠信頼感や世界のサプライチェーン(供給網)への影⁠響が⁠限定的との前提に立っているという。

中銀のサントス・ペレイラ総裁は記者会見で、「最大の懸念は紛争の激化だ」と説明。中東はエネルギー資源だけでな⁠く肥料供給網においても重要な地域で、ショックの長期化はポルトガル経済に大きく影響するだろうと指摘した。

さらに中銀は、1月末から2月中旬にポルトガル本土を襲った暴風雨も今年の成長率を押し下げ⁠ると予想。融資条件が引き締められ、28年まで経済の重荷になるとの見通しを示した。

成長見通しは27年が1.6%、28年は1.8%と予想。また、今年の欧州連合(EU)基準インフレ率は2.8%と、25年の2.2%から加速すると予想した。

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