Promit Mukherjee

[オタワ 13日 ロイター] - カナダ統計局が13日発表した2月の雇用統計は、就業者数が予想に反して⁠差し引き8万3900人減少し、失業率は前月の6.5%から6.7%に上昇した。米国の関税措置がカナダ経済を圧迫し、サービスと財、双方のセクター⁠で雇用が減少した。

就業者数の減少幅は、ロックダウン(⁠都市封鎖)が実施されたコロナ禍の時期を除くと過去約17年間で最大となった。アナリストの予想平均は、就業者数が1万人増、失業率が6.6%だった。

就業者⁠数は1月も2万4800人減少していた。

カナダ銀行(中央銀行)が基調的⁠イン⁠フレを見極める上で注視する正規雇用者の平均時給は4.2%上昇(前月は3.3%上昇)し、2024年10月以降で最高となった。

BMOキャピタル・マーケッツのダグ・ポーター首席エコノミストはリポート⁠で雇用統計について「単純に言って悲惨な結果だ」と指摘。「(経済は)2026年に入ってから基本的に弱い。そしてこれからは、イラン紛争に起因するエネルギーコスト高を覚悟しなければならない」と懸⁠念を示した。

カナダのカーニー首相は記者会見で雇用統計について問われ、米関税の影響が出たとの認識を示した上で、米国に比べると労働市場はずっと良好だと指摘した。

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