Rachel More
[ウォルフスブルク(ドイツ) 10日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、関税や中国メーカーとの厳しい競争、電動化移行に伴うコスト増で2025年に縮小していた利益率が今年回復すると見込んでいる。
今年の営業利益率は25年の2.8%から4.0─5.5%に上昇すると予測。25年はアナリスト予想の2.9%をやや下回ったほか、前年の5.9%から急低下した。
オリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)は声明で「われわれは根本的に異なる環境で事業を展開している」と述べた。
また、同社は26年の売上高伸び率が0─3%になると見込んでいる。
25年の業績を見ると、営業利益が89億ユーロと半分以上減少し、アナリスト予想の94億ユーロを下回った。売上高は3220億ユーロで横ばいだった。
営業減益は関税の影響と、傘下ポルシェにおける電動化からの軌道修正に伴うコストが響いた。
アルノ・アントリッツ最高財務責任者(CFO)は製品投入と再編措置が回復力強化に重要だったと指摘。「しかし、再編調整後の営業利益率4.6%は長期的には不十分だ」と述べ、引き続き徹底的にコストを削減すると付け加えた。
電気自動車(EV)戦略の停滞により親会社を第3・四半期に大幅な赤字に陥らせたポルシェは、25年の営業利益が98%減の9000万ユーロ。営業利益率は24年の14.5%から0.3%に低下した。