Emily Chow Sudarshan Varadhan

[シンガポール 3日 ロイター] - 中東紛争を受けて海上輸送が制限され、カタールで液化天然ガス(LNG)生⁠産が停止される中、インドは3日、ガス供給の削減を始めた。また、アジア各国はスポット市場での代替調達に動くとともに、緊急対応計画を⁠発動するなどして増産の準備を進めている。

日本、台湾、バングラ⁠デシュ、パキスタンの政府当局者や企業幹部は、今月予定されていた一部貨物はすでに到着しているため、直ちに影響が出ることはないとの見方を示したが、戦争が長引く場合はLNGの⁠輸入先を多様化し、スポット市場での購入を進めると述べた。

ケプラー⁠のデ⁠ータによると、カタールのLNG輸出に占めるアジア諸国の割合は80%超。同国は米国に次ぐ世界第2位のLNG生産国だ。

インドのガス企業は3日、カタールの生産停止を受けて中東からの供給が逼迫する見通しになっ⁠たことから、企業向けの供給量を削減した。

電力の40%超をLNGで賄い、供給量の3分の1をカタールから輸入している台湾は、米国からの調達を増やす方針で、生産停止が長期化すれば日本、韓国と連携する可能性もあると、経済部が明らかにした。

世界第2位のLNG輸入国で輸入⁠の4%をカタールに依存している日本は、必要であればスポット調達や事業者間で融通する可能性があると、赤沢亮正経済産業相が述べた。

アジアのLNG指標価格は2日、一時40%近く上昇し、欧州の卸売ガス指標価格も終値で35─40%高となった。

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