欧州理事会 10月18日
メイ氏は、EU首脳および欧州委員会と会談し、離脱条件ならびに将来の関係に関する取り決めに調印したい考えだ。
この取り決めには当然、通商問題や北アイルランドの国境管理厳格化を防ぐための対策が含まれるはずだ。これらは現在英国とEUの意見が最も対立している分野で、メイ政権が合意なしの離脱にも備える原因となっている。
英国とEUは引き続き10月の合意に向けて動いているが、交渉期限を12月まで延長して双方が新たな取り決めを受け入れる余裕を持たせる可能性もある。欧州理事会は12月13─14日にも開催する。
英議会のブレグジット合意承認投票 時期未定
メイ氏がEUと合意にこぎ着けたとしても、英議会で承認を得なければならない。下院定数650議席のうち保守党が有するのは316議席にとどまり、政権運営は北アイルランドの民主統一党(DUP)の協力を頼みにしている。
承認獲得に向けてメイ氏に求められているのは、保守党内に存在する強硬離脱派とEUとの親密な関係維持を望む人々の意見対立を克服することだ。それができなければ労働党の支持を当てにするしかない。ただしいずれの道も先行きは不確実性に満ちている。
議会が承認しない場合、保守党内からメイ氏の辞任要求や倒閣運動が起こり、前倒しの総選挙が実施される事態もあり得る。
[ロンドン 7日 ロイター]

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