トランプ米大統領は国内外で反発の強まるイラン戦争への批判をかわすべく、‌キリスト教の用語を多用して支持基盤に訴えかけている。宗教・政治の専門家らは、キリスト教福音派指導者らが​この戦争を「善と悪の決戦」と位置付け、教会からその物語を広めていると指摘する。

トランプ氏は7日、2週間の停戦を発表した。だが、高騰するエネルギー価格や日増しに膨らむ双方の犠牲は、有権者の間に深刻な厭戦(えんせ⁠ん)気分を広げており、この戦争への支持を取り付けることは​極めて困難な局面にある。

ここ数日、トランプ氏は繰り返しキリスト教的な文言を使っている。イランで撃墜された米軍パイロットの救出を「復活祭(イースター)の奇跡」と呼び、米・イスラエルによる攻撃には神の加護があると説いた。ヘグセス国防長官はさらに踏み込み、聖書の一節を引用して、「慈悲を受けるに値しない」敵に対する「圧倒的な暴力」の使用を正当化した。

トランプ氏のメッセージは、保守的なキリスト教指導者らによって繰り返し伝えられてきた。彼らは現代のイスラエル国家が持つ聖書的な意義を強調しており、多くの福音派はこれをキリスト再臨に関する⁠預言と結びつけている。

福音派はイラン戦争を「善対悪」と見なす
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