史上最も大胆な救出作戦の一つ

トランプ政権の喫緊の重要課題は、イランで撃墜され行方不明になっていた米軍F15E戦⁠闘機の乗⁠員を救出だった。イランが3日に撃墜したと発表。同国軍司令部は4日、撃墜に新型防空システムを使用したとし「実戦で次々と披露していく」と警告していた。

乗員の救出も、イランとの戦いだった。イランは不明乗員を確保すれば、重要な交渉カードになると考え、市民にも協力を呼びかけて捜索にあたっていた。

この勝負は米国が勝ちを収めた。5日未明、トランプ氏は「米国史上最も大胆な捜索救出作戦の一つを成し遂げた」とし、救出に成功したと⁠発表した。

ガソリン価格上昇といったイラン紛争の経済的余波が広がる中、不明乗員の問題が人道上の危機に発展すれば、米国の世論が一気に反戦に傾く可能性があっただけに、政権はとりあえず逆風を回避したことになる。

トランプ氏は「米兵が1人も死なず、負傷者すら出さずにこれらの作戦を遂行できた事実は、われわれがイランの空で圧倒的な航空優勢と制空権を確立したことを改めて証明するものだ」と胸を張った。

交渉の先行きは不透明