──この本を書かれたきっかけは何だったのでしょうか。
もともと僕自身、ビジネスを「頑張ってやっていく」時期がありました。でも、どこか虚しさがあったんです。「何のためにやっているんだろう」と。
大きかったのはコロナですね。僕は以前マレーシアに8年住んでいたのですが、コロナ禍で2年間のロックダウンを経験したことをきっかけに、「何のために働いているんだろう」と考え直したんです。
そこで気づいたのが、「自分の価値観」や「やりたいこと」を実現するために働いているんだ、ということでした。そして、楽しむことを心がけるようになると、自然にモチベーションが上がり、仕事もうまくまわりはじめた。だから本書を通して、その感覚を伝えたかったんです。
特に、海外から見ると、日本の閉塞感というか、頑張っているのに報われにくい雰囲気が強いように感じました。生産性も賃金も幸福度も、いろいろ指標が低いと言われますが、すごくもったいない。だからこそ、「楽しむ」ことをもう一度思い出してほしいと思って書きました。
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