トランプ米大統領は16日、キューバに対する強硬な発言をエスカレートさせ、「何らかの形でキューバを掌握す⁠る栄誉」を得ることを期待していると述べ、同国に対して「私は何でもできる」と表明した。

キューバと米国は両国間の関係改善に向けた協議を開始したばかりだった。

トランプ⁠氏は大統領執務室で記者団に対し、「私はキューバを掌握する栄誉を得ることに⁠なると信じている。それは大きな栄誉だ。何らかの形でキューバを掌握する」と語った。

「解放するにせよ、占領するにせよ、私は望むことを何でもできると思う」と語った。

キューバは、米国がベネズエラのマドゥロ大統⁠領拘束後に課した石油禁輸措置によって未曾有の経済危機に直面している。

トランプ氏の⁠発言⁠後、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は関係者の話として、キューバのディアスカネル大統領を退陣させることが二国間協議における米国の主要な目的だと報じた。米国はキューバの交渉担当者にディアスカネル氏の退陣が必要で⁠あることを示唆しているが、今後の対応についてはキューバ側に委ねているという。

キューバは伝統的に内政への干渉を拒否し、これに関連するいかなる提案も、交渉決裂の要因になると見なしてきた。

過去数十年にわたり米国はキューバの共産主義政権に反対し、人権状況を批判してきたが、1962年のキューバ危機を解⁠決するためのソ連との合意の一環として、キューバへの侵攻や侵攻支援を行わないという約束を守ってきた。

ホワイトハウスは、キューバへの介入の可能性に関する法的根拠について、まだ詳細を明らかにしていない。

キューバ政府はコメントの要請に応じなかった。



[ロイター]
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