ベネズエラもイランも、日本の人の多くにとっては、民主主義がうまく機能しない、気の毒な遠い国にしか見えないのかもしれない。しかし忘れてはならない。47年前のイスラム革命の時、多くのイラン国民は新しい体制に希望を抱き、より良い生活が送れるようになると思っていた。
熱狂の中で為政者に白紙委任状を渡した結果が、今の現実である。
為政者を慎重に選び、熱狂に流されず、権力を疑い続けること。民主主義とは、その地道な作業を決してやめないことなのだと思う。
それを忘れたとき、どの国にもイランのような現実が訪れないとは言い切れない。私はイランに、そして世界に、一日も早く平和が訪れることを心から願っている。
(筆者は1980年イラン・テヘラン生まれ。2002年に留学のため来日。15年日本国籍取得)
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