アジア各国の現状

日本は、ロシアのウクライナ侵攻後にロシア産原油の輸入をほぼ全て停止して以来、石油の95%を中東に依存している。製油所は中東産原油に最適化された老朽設備が多い。ガソリン需要が減少しているため、製油所はカナダの重質油(TMX)など新たな油種に対応するための設備投資には消極的だった。

Kplerのシニアアナリスト、ムユ・シュー氏によれば、日本の製油所は軽質の米国産標準油種(WTI)や西アフリカ産を米大陸の重質油とブレンドし、中東産の「中質原油」の特性に近づける方法を探るかもしれない。ただ「物流の複雑⁠さと製油所の運用リスクが課題だ」という。

日本は短期的には約250日分の備蓄を取り崩すことができる。

中国の備蓄は約78日分と少なめだが、供給元は日本より分散されている。中東からは約半分を調達しているが、欧米の制裁下にあるロシアからも購入を続けており、主要産油国とも取引がある。

インドの備蓄はわずか25日分で、55%を近場の中東に依存しており、代替的な調達先確保に必死だ。米国はこのほどインドへの規制を緩和し、ロシア産原油の購入を1カ月間免除した。

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