
実話を基にしたデビュー作『乙女の祈り』(原題:Heavenly Creatures)では殺人を犯す高校生に扮し、『エターナル・サンシャイン』(04年、原題:Eternal Sunshine of the Spotless Mind)では失恋を癒やすために記憶を消すヒロインを演じた。
本誌米国版編集長のジェニファー・H・カニングハムが、50歳になったウィンスレットにニューヨークの本社で話を聞いた。今のウィンスレットは揺るぎない落ち着きと経験に裏打ちされた芯の強さを漂わせており、自身の歩みは「苦労して勝ち取ったもの」だと振り返る。
3人の子供を育てながら第一線で活躍し続ける秘訣を尋ねた時には、自分は特別に恵まれていたと即答した。
「働きながら子供を育てる苦労はどこでも変わらない。でも長期休暇を取れる分、私は恵まれていたわね」と、ウィンスレットは言う。「だから世界中の働く女性を心からリスペクトしているの」
息子の脚本を自ら映画化
新たな挑戦にも打って出た。新作『グッバイ、ジューン:幸せな人生の終い方』(原題:GoodbyeJune、ネットフリックスで配信中)では製作と出演を兼ねたばかりか、初めてメガホンを取ったのだ。
クリスマスのイギリスを舞台に、疎遠だった家族が老いた母ジューン(ヘレン・ミレン)を共にみとるというストーリー。後輩の女性監督へのアドバイスを求めると、ウィンスレットはこう答えた。
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