<デスクリサーチに特化した生成AIエージェントを提供するデスクレックスの冨田到が教える、知的生産でAIを使いこなす方法>
AIエージェントを使う際、いちいち自分の情報をプロンプトに組み込んでいないだろうか。
デスクリサーチに特化した生成AIエージェントを提供している冨田到は、「AIエージェントに自分の情報やタスク処理の方法を記憶させると、より良い回答がもらえるようになる」という。
冨田が執筆した『知的生産でAIを使いこなす全技法』(かんき出版)より、ChatGPTに必要な情報を記憶させる手順とその管理方法について、一部抜粋して紹介する。本記事は第1回。
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AIエージェントは記憶を整理して保存する
ChatGPTのような生成AIサービスは、チャット履歴だけではなく、あなたとの過去のやり取りを記憶として保存し、それ以降の会話に活かすことができるように記憶機能を強化しています。また、AIエージェントは、ユーザーとの対話の中で次のような記憶を整理して保存します。
・エピソード的な記憶:会話のトピックや経験の詳細
・意味的な記憶:固有名詞や関連情報
・手続き的な記憶:タスクの手順や方法
このように、様々な種類の情報を分類して記憶してくれるのです。
しかも、その記憶情報をAIエージェントが計画を立てる際やツールを選ぶ際にも参考にするようになってきました。多くのAIエージェントの記憶の設計においては、AIエージェントが人間のように記憶を保存して引き出せるような仕組みを目指しています。
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