なぜ一世代が攻撃的になったのかという問いへの答え

ラトビアを拠点にするメデューザのインタビュー(3月13日付)でタランキン氏が認めている通り、撮影された教師や子どもたちは自分たちがドキュメンタリーの素材になっているとはつゆ知らず「報告用映像」と思っていた。SNSでは出演者を危険にさらす行為と批判された。

タランキン氏はこれに対し「未来へのビデオ報告だ。なぜ一世代全体が攻撃的になったのかという問いへの答えがここにある」と反論する。教え子たちは映画の海賊版を鑑賞しており、アレクサンドル・ソルジェニーツィンの禁書が回し読みされたソ連時代を彷彿とさせる。

タランキン氏は作品が一人でも多くのロシア人に鑑賞されることを願っている。プーチン政権が崩壊すれば帰国して「役に立つ存在になりたい」とBBCに語っているが、愛国主義教育の影響が消え、無事に帰国できる日は果たして来るのだろうか。

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