複数のメディアによると、大統領選では開票率99%の段階で、エルドアン氏の得票率が52.5%、CHPから出馬したインジェ氏の31%を大きく上回った。

CHPは、公式投票結果の発表を単独で受け持つ国営アナドル通信社が発表した数字の正確性と信頼性に疑問を投げかけている。

ただ、選挙違反を阻止するために野党陣営と複数の非政府機関(NGO)が全国の選挙所に配置した監視員による集計は、アナドル通信が発表した投票結果と概ね一致した。

エルドアン氏は重大な選挙違反はなかったと主張している。

複数のメディアによると、議会選の結果は、開票率99%の時点で、AKPの得票率が42%、MHPが11%。一方、CHPの得票率は23%だった。

国営放送によると、大統領選と議会選の投票率はともに87%程度と非常に高かった。

投資家は、大統領と改選後議会が安定的関係を構築するとの見通しを歓迎するとみられるが、エルドアン大統領の金利政策を巡る最近の強硬発言について懸念もある。引き締めを嫌うエルドアン氏は、再選後に金融政策への影響力を強める姿勢を示している。このため、トルコの物価上昇率が2桁台にあるにもかかわらず、中銀が利下げを強いられるとの懸念が高まっている。

選挙はクーデター未遂後から続く非常事態宣言下で行われた。エルドアン氏は同事件について在米イスラム教指導者ギュレン師を首謀者と断定しており、同師支持勢力に対する大規模な弾圧を続けてきた。

*内容を追加しました。

[アンカラ 24日 ロイター]
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