ダニエルズも訴訟を起こしている。大統領選直前の2016年10月に彼女が署名した口止め合意は、トランプ本人の署名がないから無効だと主張する。

危険を冒してもあえて告白したのは、事実をはっきりさせるためだとダニエルズは言う。

「みんな私について好き勝手に言っている。黙っていても全然構わなかったけど、嘘つき呼ばわりされたり、金目当てと言われるのが嫌だった」

セクハラを告発する「#MeToo」運動の一環なのか?と聞かれると、ダニエルズは違うと言った。「私は(性的)被害者ではない」

同じく60ミニッツに出演したダニエルズの弁護士のマイケル・アベナッティは、この話は後に大統領になる男とポルノ女優の情事、という次元を遥かに超えたものだ、と言った。

「隠蔽に次ぐ隠蔽だ」と彼は言った。「トランプと彼の顧問弁護士を務めるマイケル・コーエンは、彼女を黙らせ、言いなりにするために脅迫する手段に出た。これは権力者による暴力だ。アメリカの民主主義にそんなものが入る余地はない」

(翻訳:河原里香)