Nidal al-Mughrabi Yomna Ehab Jaidaa Taha

[カイロ 14日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザの停戦協議で仲介役を務めているエジプトとカタールはこのほど、イスラム組織ハマスに対してイスラエル側の新たな提案を示した。エジプト国営テレビ局アル・カヘラが14日伝えた。しかし、ハマス幹部は合意不可能な要素が含まれているとの見解を示した。

複数の関係者によると、仲介者は現在ハマスからの回答を待っている。

ハマスは声明で、提案を精査しているとし、「できるだけ早期に」回答する意向を示した。また、停戦合意は戦闘を終結させ、イスラエル軍の完全撤退を実現するものでなければならないとの要求を繰り返した。

ハマス幹部のサミ・アブ・ズフリ氏は先に、この新提案には少なくとも2つの受け入れ不能な項目があり、合意できそうにないと否定的な考えを明かした。

アブ・ズフリ氏はロイターに、イスラエルによる今回の提案では、同国が敵対姿勢を完全にやめると約束するというハマスの要求が満たされていないと説明。またイスラエルが交渉の次の段階でハマスの武装解除を求めている点にも、同意できないと述べた。

同氏は「武器の引き渡しは絶対的に越えてはならない一線で、議論はおろか検討の対象にすらならない」と言い切った。

エジプト情報機関のトップはアル・カヘラに「ハマスは時間の価値をよく理解している。イスラエルの提案に速やかに回答するだろう」と述べた。

パレスチナとエジプトの関係者の話では、この日カイロで開かれたガザ停戦の枠組み復活とイスラエル人の人質解放に向けた話し合いは打開策が見えないまま打ち切られた。

アブ・ズフリ氏は「戦争終結とイスラエル軍撤退と引き換えに、人質を一括して引き渡す用意がある」と述べた。

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