Andrew Mills

[ドーハ 9日 ロイター] - カタールの外交官は9日、アサド政権への攻勢を主導したシャーム解放機構(HTS)と協議を行った。状況説明を受けた当局者がロイターに明らかにした。

10日には暫定政権を率いると伝わったムハンマド・バシル氏と協議する予定という。

当局者は「HTSなどのグループが移行期間中にシリアの公的機関を維持し、平穏を保つ必要性が焦点だ」と述べた。

アサド政権の急速な崩壊を受け、周辺諸国はHTSなど反政府勢力との接触に乗り出そうと急いでいる。

カタールのフライフィ外務担当国務相は9日、シリアの「さまざまな当事者」と連絡を取っていると述べたが、具体的な接触先には言及しなかった。

アサド政権を支援してきたイランの高官も9日、シリア新指導部の反体制派と直接接触しているとロイターに明らかにした。両国関係が敵対化することを避けるためという。イランが接触したのがHTSかどうかは不明。

カタール首相は7日夜、サウジアラビア、エジプト、トルコ、ヨルダン、イラクの外相に加え、イランとロシアの外務高官による会合を開いた。

当局者によると、アサド大統領がダマスカスから脱出する数時間前、会合参加者はシリアの安定化にはHTSとの接触が必要との意見で一致した。「イスラム国」(IS)のような過激派が足場を得ないようにすることが優先だとした。

イラン高官によると、7日の会合ではトルコ、サウジ、カタールを含む数カ国がシリア反体制派と対話のチャンネルを開くことを申し出たという。

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