Lidia Kelly Guy Faulconbridge

[モスクワ 26日 ロイター] - アナリストの分析によると、ロシアは2022年のウクライナ侵攻初期以来最も速いペースで進軍しており、過去1カ月でロンドンの面積の半分に当たる地域を掌握した。戦略的に重要な東部クラホベに入り、ウクライナ軍の弱点を突いているという。

ワシントンに拠点を置く戦争研究所のアナリストは報告書で、「ロシア軍は最近、2023年全体よりもかなり速いペースで前進している」と述べた。

報告書は、ウクライナ東部ドネツク州にあるウグレダルとベリカノボシルカ付近の戦場で最近確認された成果に言及した。

また、ロシアの独立系メディアグループ「Agentstvo」が掲載した報告書によると、ロシア軍は過去1週間で、ウクライナの領土約235平方キロメートルを占領。週間で今年最大となる。11月には600平方キロを占領したという。

Agentstvoは、ウクライナ軍と密接な関係を持ち戦闘映像の分析や前線地図の提供を行っている団体「ディープステート」のデータを分析した。

ロシア国防省は26日、ドネツク州の北に位置するハリコフ州で新たな集落を制圧したと発表した。ウクライナ軍の旅団は前日、この集落からロシア軍を排除したと投稿していた。

ウクライナメディアは軍報道官の話として、ハリコフ州の要衝クピャンスクへのロシア軍の進軍を撃退したと伝えた。

オープンソースの地図によると、ロシアはウクライナ領の18%を占領している。これにはクリミア半島全体、ドンバスの80%強、南部ザポロジエ州とヘルソン州の70%以上、さらに東部ハリコフ州の3%弱が含まれる。

戦争研究所の報告書や親ロシア派の軍事ブロガーは、ロシア軍がドネツク州の交通の要衝であるポクロウシクへの足がかりとなるクラホベに入ったとしている。

ディープステートは25日のテレグラムへの投稿で、ロシア軍はクラホベ付近にいるとした。

ウクライナ軍参謀本部は26日の報告で、軍が同日夕、クラホベ方面の前線沿いでロシア軍の進撃を23回撃退したと明らかにした。ポクロウシク近郊では25回の攻撃を撃退したという。

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