Hyunsu Yim Josh Smith

[ソウル 1日 ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は1日、同国が前日に発射したのは最新の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星19」だと伝えた。また、ICBMの最終完結版で「世界最強の戦略ミサイル」とした。

KCNAによると、ミサイルの飛行距離は1001.2キロ、飛行時間は5156秒で、朝鮮半島東岸沖の海上に落下した。最高高度は7687.5キロを記録したという。

金正恩朝鮮労働党総書記はミサイル発射が明らかに成功したとし、核運搬手段の開発で北朝鮮が確立した覇権的地位は不可逆的だと述べた。

北朝鮮がこのようなミサイルを誘導し、大気圏に再突入する核弾頭を保護する能力には疑問が残るものの、他の最新型ICBMと同様に米国のほぼ全域を攻撃できる射程距離を実証した。

KCNAによると、発射に立ち会った金総書記は「新型ICBMは核兵器の開発と製造においてわれわれが覇権を握っていることを世界に証明した」と語った。

カーネギー国際平和財団のアンキット・パンダ上級研究員は「このミサイルは北朝鮮の戦略的抑止力の信頼性向上を裏付ける」と述べた。

<ロシアとの関係>

韓国統一省の報道官は、今回の発射には軍事技術の誇示、米国への威圧、ロシアへの北朝鮮兵派遣から注意をそらすなどの目的があった可能性があると述べた。

オースティン米国防長官は、今回のミサイル発射について、評価のごく初期段階にあり、ロシアが関与したという兆候は今のところ見られないと述べた。

ソウルにある北韓大学院大学校のキム・ドンヨプ氏は、ロシアが北朝鮮に検査や改修を支援する専門家を派遣する可能性はあるが、機密技術の共有には懐疑的な見方を示し、「両国は中核的な軍事技術に関しては非常に慎重になる可能性が高い」と述べた。

KCNAによると、火星19は同様に固体燃料を使い昨年初めて発射された火星18とともに配備されるという。

固体燃料ミサイルは発射直前に燃料補給する必要がなく、液体燃料兵器よりも操作が簡単かつ安全という特徴がある。そのため、「どこにでも保管・移動でき、優れた機動性やステルス性、生存性を実現できる」とキム氏は言う。

KCNAが公開した写真には、輸送起立発射機から発射された大型多段式ミサイルが写っている。キム氏は「全長が長くなったということは燃料容量が大きくなるということで、それが直接的に推力に影響し、航続距離が延びる可能性がある」と指摘した。

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