米大統領選の民主党候補指名獲得がほぼ確実とされるクリントン前国務長官は24日、本選で対決する可能性の高い共和党のトランプ氏について、2008年に起きた住宅バブル崩壊を喜んでいたとして批判した。

クリントン陣営は、トランプ氏が2006年、「トランプ大学」の宣伝用に録音したコメントを公開した。トランプ氏はそのなかで、バブル崩壊について「起きればいいと思う。そうすれば、私のような人々が(不動産を)購入して、大金を稼ぐことができる」などと述べていた。

トランプ氏はフロリダ州やオハイオ州など主要州で支持を伸ばしており、危機感を募らせたクリントン氏は録音を利用して、トランプ氏には米経済を任せられないとの印象を有権者に与えたい考えとみられる。

クリントン氏の批判に対して、トランプ氏は同日午後、声明を発表して反論。トランプ氏は、録音されたコメントについて、抜け目のない取引の話であり、自身が大統領に当選した場合には、こうした鋭いビジネス上の判断力をホワイトハウスに持ち込むことになる、と強調した。

トランプ氏は「非常に悪い状況、悲しい状況からいかに良い結果を出すのかということ、これこそがわが国が必要とする思考法だ。政治家たちはどうして良いのか分からず、手掛かりすら持たない」と述べた。

[ワシントン 24日 ロイター]
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