米飲料大手コカ・コーラは23日、ベネズエラで原材料の砂糖の不足で一部飲料の製造を停止したことを明らかにした。

 ベネズエラは深刻な景気後退の真っただ中にある。物価上昇が激しく、物資や電力の不足が深刻化している。

 コカ・コーラの広報によると、現地のボトラーに、砂糖供給会社から、原材料不足を理由に一時的に操業を中止すると連絡があり、これを受け、砂糖を使用する飲料の生産を中止したという。ただし、コカ・コーラ「ライト」など、砂糖を使用しない飲料の製造は続けている、としている。

 価格統制や生産コストの上昇、肥料などの不足などの要因が重なり、ベネズエラのサトウキビ農家の間では、統制の対象外でより高い収入が見込める作物への転換が進み、サトウキビの耕作面積が減少し収量が低下している。

 米農務省によると、ベネズエラの2016/17年の粗糖および精糖の生産量は43万トンで前年の45万トンから減少し、輸入は85万トンに達する見通し。

[23日 ロイター]
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