街角の意見も大きく割れている。

「もう何年もアリタリアは利用していない。国のフラッグキャリアなど必要なのだろうか。最近ではそうとも思えない」と語るのは、ミラノで経営学を学ぶジュリオ・アレジさん。

他方、アリタリア社員の多くが暮らすローマでは、政府が再び救済に乗り出すことを期待する声も少なくない。

「アリタリアの国有化には全面的に賛成だ。そうなれば、従業員がまっとうな契約条件で働き続けることができる」と金物店で働くラファエレ・ディ・ジャコモさんは言う。

とはいえ、労組関係者の一部は、政府出資の救済に反対する世論の勢いは強いと感じている。

「政府の介入に人々が反対していることは知っている」と経営陣による再建案に同意した労働組合の1つ、Fit-Cislを率いるアントニオ・ピラス氏は語る。「しかし選挙戦はすでに始まっており、このタイミングならどんなことでも起こり得る」と付け加えた。

(翻訳:エァクレーレン)

Giselda Vagnoni and Agnieszka Flak

[ローマ/ミラノ、ロイター]
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