Francesco Guarascio Khanh Vu Minh Nguyen

[ハノイ 13日 ロイター] - 中国の習近平国家主席とベトナムの指導者は13日、関係を強化し、「未来を共有する」共同体を構成すると決定したことを「戦略的」だと自賛した。

習氏は2日間のベトナム訪問の最終日となるこの日、ベトナムのフエ国会議長に対し「中越関係の格上げを促進するため(双方は)戦略的な『運命共同体』の構築を発表した」と述べた。

ベトナムのチン首相は習氏との会談で、この決定を「歴史的に重要なマイルストーン」と表現。未来を共有する共同体の一員となることは「戦略的」な選択だと述べた。

中国語の「運命」共同体という言葉は、ベトナム語や英語では「未来」を共有する共同体というより実務的な言葉に訳されている。

特にベトナムが9月に米国との外交関係を中国と同じ最高ランクに引き上げたことを受け、習氏は関係の格上げを強く求めてきた。

習氏のベトナム訪問は、ロシア、南アフリカ、米国に続く今年4カ国目の外遊先で、中国製造業者の進出が拡大しているベトナムを重視していることがうかがえる。

<協力文書>

ベトナム当局が発表したリストによると、協力文書には鉄道網への投資の可能性のほか、通信と「デジタルデータ協力」に関する3件が含まれている。

取引の詳細は公表されていないが、専門家や外交筋によると、デジタル経済協定はベトナムにおける5Gネットワーク構築や海底インフラへ投資に対する中国の支援に道を開く可能性がある。

一方、リストには重要な項目が含まれていなかった。

例えば、習氏はベトナム国営紙への寄稿文で、重要鉱物に関するより広範な協力を呼びかけていたが、レアアース(希土類)に関する取引は発表されなかった。

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