[ワシントン 3日 ロイター] - 2020年米大統領選で敗北した結果を覆そうとしたとして起訴されたトランプ前米大統領は3日、ワシントンの連邦地裁に出廷し、全ての罪状に対し無罪を主張した。

トランプ氏は罪状認否手続き後に空港で「米国にとって非常に悲しい日だ」とコメント。「政敵を迫害する行為で、米国で決して起こるべきではなかった」と主張した。

今後の公判前手続きなど同氏の法廷闘争は、出馬を表明している24年大統領選の選挙戦と同時進行で繰り広げられることになる。トランプ氏は共和党指名を争う候補者の間で支持率トップを走っている。

当局の捜査を率いてきたジャック・スミス特別検察官は1日公表の起訴状で、トランプ氏が側近らと共に選挙で不正があったという虚偽の主張を浸透させようと企て、連邦と州政府の高官に結果を覆すよう圧力をかけ、虚偽の選挙人名簿をまとめたと指摘した。

起訴状は米国を欺くための共謀、国民の選挙権侵害、議会の結果認定手続きの妨害など4つの罪状を挙げた。

裁判所の次回手続きは28日に予定されており、共和党予備選候補者による第1回討論会の5日後となる。トランプ氏は出廷する必要がないという。同氏は討論会に参加するかどうかを表明していない。

トランプ氏はこれまで、ポルノ女優に口止め料を払って不倫のもみ消しを図った問題と機密文書を保持していた問題で起訴されているが、ともに無罪を主張している。罪状認否を行ったのは過去4カ月で3回目となった。

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