<1997年にダイアナ妃自らがオークションに出品した、ビクター・エデルスタインのベルベットのドレスが最高値で競り落とされた。予想の5倍以上の値で売却されたが、購入者は判明していない>

1月27日、今も伝説となっている故ダイアナ妃が写真撮影で着用したロイヤルパープルのシルクベルベットのイブニングドレスが、60万4800ドル(約7874万円)で売却された。オークションを主催したサザビーズは当初、8万~12万ドルの間で取引されると予想していたが、それを大きく上回ることとなった。

そのドレスは1980年代から1990年代初頭にかけていくつものダイアナ妃のドレスを手がけた、英国人デザイナーのビクター・エデルスタイン(Victor Edelstein)によって1989年に制作されたもの。胸元のプリーツの結び目とチューリップシルエットのスカート、そしてガウンの内側にある3つのディアマンテボタンが唯一の装飾というのも特徴的だ。

そのドレスを着たダイアナ妃の姿は著名な写真家によって何度も撮影されているが、公の場では着用されたことはない。

1997年、ダイアナ妃自身によって、そのドレスがオークションに出品された際には、販売促進のために住まいであったケンジントン宮殿でファッションフォトグラファーのマリオ・テスティーノに撮影を依頼している。その時のことをダイアナ妃は以下のように綴っている。

「この素晴らしいオークションというアイデアは、ある人物からインスピレーションを得たものです。その人物とは、息子のウィリアムです」

マリオ・テスティーノとダイアナ妃の写真