またトロント大学のグレン・シュレンバーグ教授が行った「音楽がIQに与える影響」では、音楽を習っている生徒は、習っていない生徒よりもIQが高いことがわかっています。
スポーツや音楽だけではありません。アメリカの大学進学適性試験を実施するカレッジボードが実施した調査では、演劇経験がある生徒は、未経験者に比べて国語のテストスコアが平均で65ポイント高く、算数のテストスコアが平均で34ポイント高いことがわかっています。
課外活動選びは子どもの「強み」に着目する
課外活動を選ぶ際、多くの親が考えるのが「弱点の克服」です。「気が弱いから空手に通わせよう」「算数が苦手だからそろばん教室に通わせよう」「集中力がないから将棋を習わせよう」などです。
弱点の克服のために課外活動に取り組むことはムダではありませんが、大きな飛躍は期待できません。なぜなら、子どもにとって「うまくできないこと」は楽しくないからです。
子どもが得意なことや好きなことであれば、集中してやり続けることができますから、上達のスピードが早く「特技」に引き上げやすいのです。課外活動選びで重要なのは、強みにフォーカスし、強みを伸ばすことです。
課外活動で強みを伸ばすには、次のステップが基本となります。
1 子どもが「やる気」で続けられるものを見つける
2 子どものいい面(特性)を見つけて、伸ばす
3 周囲の子どもより少しうまくしてあげる
まずは、子どもが好きなこと、興味があることを優先させる。さらに、子どものいい面(身体的・性格的・技術的)を伸ばしてあげる。その上で、子どもをアシストして「周囲よりうまく」することです。
たとえばサッカーが好きな子どもであれば、教室に通う前に親がドリブルやパスの練習をして基本的な技能を教えます。また、子どものいい面(キック力が強い、足が早い、パスが正確など)をあらかじめ見極め、そこが伸びるようにアドバイスをするのです。
子どもが自分で自分の強みや特性に気づくことは少ないですから、まずは子どもの「強みの芽」を見つけてあげ、それを子どもに伝え、日々の練習の中で意識させることが親として大事な仕事となります。
