中国のある外交筋が匿名を条件に語ったところによると、ジブチに施設を建設するという考えは昨年、中国海軍がイエメンから外国人を避難させたときに浮上したという。

 中国のフリゲート艦は艦内の食料などを避難者にほとんど分け与えなくてはならなかったが、新たに補給することができないという問題に直面した。米国とは異なり、中国は常設の補給拠点を持たないからだ。

 「(ジブチの施設は)完全なる補給拠点だ」と、この外交筋は語る。

 中国政府がジブチを「軍事基地」と呼びたがらない一方で、国営メディアはその言葉の使用を抑制している。

 有力タブロイド紙「環球時報」は、王外相の発言後まもなくして、中国はジブチに軍事基地を建設しているのではない、補給施設を造っているだけだとする中国専門家たちのコメントを掲載した。

 一方、ジブチ政府は中国と軍事協力を進展させることに大いに乗り気だ。

 「ジブチの軍事能力を強化し、同国の安全を保障するため、中国には支援する準備がすでに十分整っている」と、常万全国防相が2014年のジブチ訪問時に語った発言が、北京にあるジブチ大使館のウェブサイトに掲載されている。

 (Ben Blanchard記者 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)

[北京 24日 ロイター]
120x28 Reuters.gif
Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます