[17日 ロイター] - 米物流大手フェデックスが17日発表した第3・四半期(12─2月)決算は、純利益が市場予想を下回った。年末商戦の需要期だったが、人手不足や新型コロナウイルスのオミクロン変異株感染拡大で売上高が伸び悩んだ。
株価は引け後の時間外取引で3.5%下落した。
特別項目を除く純利益は約30%増の12億2000万ドルで、1株当たり4.59ドル。リフィニティブがまとめたアナリストの1株利益予想の4.64ドルを下回った。
売上高は9.8%増の236億ドルだった。
同社は1月に、オミクロン株の感染拡大が人員不足を引き起こし、主に空路を使う「エクスプレス(速達)」事業で配達の遅延が生じていると明らかにしていた。それ以前に、地上配送の「グラウンド」事業の人手不足による収益への悪影響についても警告していた。
対照的に、競合のUPSの従業員は労働組合に属し、労組に加入していないフェデックスやアマゾン・ドット・コムの配達員よりも給料などの待遇が良いことが米国で注目されている。
フェデックスのラジ・サブラマニアム最高執行責任者(COO)は、人手不足は緩和し始めているが、取扱量が予想を下回っていると指摘。グラウンド事業の下期利益率が従来予想を下回り、2桁に届かないとの見通しを示した。
サード・ブリッジ・グループのアナリスト、パトリック・ドネリー氏は、フェデックスは非常に良好な事業環境をうまく生かし、投資家にコスト管理の改善を示す必要があると指摘した。
フェデックスは通期予想を据え置き、特別項目を除く1株利益が20.50─21.50ドルになると予想した。