[北京 5日 ロイター] - 中国政府が5日に開幕した中国全国人民代表大会(全人代)で公表した2022年予算案は、国防費が前年比7.1%増の1兆4500億元(2294億7000万ドル)となった。昨年の計画(6.8%)や今年の経済成長目標(5.5%前後)を上回った。
国防費の伸び率は7年連続で1桁台となったが、19年の7.5%以来の大きさ。
李克強首相は政府活動報告で、ステルス戦闘機から空母まで多様な兵器を開発する人民解放軍の訓練や戦闘態勢を強化すると強調。「国防と軍隊の改革を継続し、国防の科学技術の革新を強化する」などとし、今年は軍需品などの供給や資産管理システムの近代化、最新の武器・装備管理システム構築を迅速に進めると述べた。
「政府は全てのレベルで国防や軍事力の発展を支援しなければならない。それにより軍と政府、軍と国民の強固な結束が保たれることになる」と話した。
この日発表されたのは予算の総額のみで内訳は明らかになっていない。外交筋や専門家の間では、実際はもっと多いとの見方が聞かれる。
発表された規模は米国の3分の1にも満たない。関係筋によると、バイデン米大統領は来年度の国防予算として7700億ドル超を要求する見込みという。