[北京 20日 ロイター] - 中国医薬集団(シノファーム)の新型コロナウイルスワクチンを追加接種した場合の効果について、中国の研究チームは、当初流行したウイルス株に比べるとオミクロン株に対して中和抗体の作用が著しく低下するとの研究結果を発表した。

ただ、オミクロン株に対するワクチンの有効性は依然、不明だとした。

研究は上海交通大学が呼吸器感染症専門の地元の研究所とともに実施。中国・武漢市から世界に拡大したウイルス株に比べると、オミクロン株への中和抗体の活動は約20分の1に減少した。研究結果は18日公表された。

研究では追加接種(ブースター)を受けた医療従事者292人から検体を集め、分析した。

研究チームは中和作用は人間の免疫反応の一部でしかないため、今回の結果だけでオミクロン株が引き起こす症状に対する予防効果は測れないと説明した。

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