パリのルーブル美術館で窃盗事件が起きた数時間後、ベルギー警察がフランス当局から「盗まれた宝飾品を売ろうとする人物がいないか警戒してもらいたい」と要請を受けたことが、ベルギーの港湾都市アントワープの警察官らの話で分かった。

アントワープは16世紀以来、世界のダイヤモンド取引の中心地。昨年だけで約250億ドル相当に及ぶ宝石の取引が行われた。

しかし過去30年間、アントワープは盗品を売買する「地下世界」の拡大封じ込めに苦慮してきた。主にジョージア(グルジア)系の人びとが経営する数百の金・宝飾店が居を構えていることが、警察や検察、法廷書類などから分かる。

大半の店舗は合法的な商売を行っているが、一部は欧州全域の犯罪者らに対し、盗んだ金(ゴールド)や宝飾品の売買、すなわち「フェンシング」のルートを提供している。

フランス当局はルーブル事件で4人を正式な捜査対象としたが、1億0200万ドル相当の宝飾品はまだ回収されていない。

アントワープが捜査の焦点かどうかについて、パリ検察は「すべての仮説を検討している」と述べた。

フランスからベルギーへの要請は、欧州警察機関(ユーロポール)が監督する「ピンクダイヤモンド」ネットワークを通じて届いた。高額窃盗事件の専門捜査官を結ぶネットワークだ。

ベルギーの警察官2人によると、アントワープ警察はピンクダイヤモンドからの警告を受けて即座に動いた。

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