これから高用量化学療法の段階に進む
「『この子は助かるんですか? 大丈夫なんですか?』と聞いた」「でも誰も答えられなかった。本当につらかった。赤ちゃんが生きられるかどうか、分からないということだったから」
現在フィンリーは、3サイクルずつの化学療法を2回受け、さらに高用量化学療法に備えて幹細胞採取も行った。現在は血液検査の値が回復するのを待つ休息期間に入っている。「もうすぐ歩けるようになりそう。とても楽しそうにしている」と、メリンダは話す。
ただ、次の段階である高用量化学療法は、これまで以上に過酷なものになる。滅菌された隔離病室で1日3回の全身洗浄、2時間おきのおむつ交換、1日に複数回の包帯の交換が必要となる。1サイクルは28日間。「遅れが出ないことを願ってる。クリスマスには家に帰れたら」とメリンダは話す。
今回の経験からメリンダは、「親の直感」がいかに重要かを痛感したという。彼女が他の親たちに伝えたいのは、「自分の直感を信じて」ということだ。「自分の子供のことなのだから、何かがおかしいときは絶対に分かる」と彼女は話す。今でも唯一後悔しているのは、「もっと早く別の病院で診てもらわなかったこと」だという。
「もし自分の話を聞いてもらえていないと感じたら、第2、第3、第4の意見を求めてほしい」「誰かはきっと耳を傾けてくれる。子供が自分で戦えないときは、親が一緒に戦うしかない」
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