体重過多や食生活など、大腸がんの半数以上は変更可能なリスク因子に起因しているとされている。

今回の研究では、進行した大腸がんに対する清涼飲料水の影響を調べるため、マウスモデル、ヒト細胞株、ヒト由来サンプルを用いた前臨床実験を実施。ブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)の混合物、そしてそれぞれ単体の影響との比較が行われた。

 

果糖単体での先行研究では、実際の清涼飲料水(加糖飲料/Sugar Sweetened Beverages:SSB)の構成を正確に反映できていないと研究チームは指摘する。

清涼飲料水には通常、ブドウ糖と果糖の両方が含まれており、ヒトの体内では果糖が単独で存在することはないという。

本研究では、清涼飲料水を砂糖(ショ糖/スクロース)や異性化糖(高フルクトース・コーンシロップ)を添加した飲料と定義。

対象となる飲料には炭酸飲料に加え、エナジードリンク、甘いコーヒー飲料、栄養補助飲料、果汁飲料なども含まれるとユン准教授は述べる。

アメリカでは、成人の半数以上、若年層では3分の2近くが清涼飲料水を毎日摂取していることになる。この傾向が若年層での大腸がんの増加と死亡率上昇と並行している点を研究チームは強調する。

摂取量を減らす
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