<南米エクアドルでの珍しい発見に、白亜紀の森の秘密を解き明かすカギが隠されているかもしれない──>

エクアドルで、複数の昆虫が含まれる1億1200万年前の琥珀が発見され、太古の森の秘密に迫る手がかりとなっている。

【動画】現在の大陸の3分の2が一体化...超大陸「ゴンドワナ」はどんな形で、どんな風に動いた?

この時代、地球は白亜紀にあり、南米大陸はゴンドワナ(Gondwana)と呼ばれる超大陸の一部だった。現在のエクアドルの地には、豊かな生態系を持つ原始的な森が広がっていた。

樹木は樹液を分泌し、条件が整えばそれが硬化して琥珀となる。運悪くその樹脂に閉じ込められた昆虫や植物片は、驚くほど良好な状態で化石化され、絶滅した生物を観察できる手段となる。

エクアドルでの琥珀の鉱床の発見は重要だ。というのも、これまで化石化した樹脂の多くは北半球からしか見つかっていなかったからだ。

研究チームは採掘場で2種類の異なる琥珀を発見した。ひとつは地中で樹木の根のまわりに形成されたもので、もうひとつは樹脂が空気にさらされて硬化したものだった。

調査では60点の琥珀サンプルを分析。そのうち21点に、5つの昆虫の目(もく)に属する化石が含まれていた。ハエ、カブトムシ、アリ、ハチなどの昆虫に加え、クモの巣の一部とみられる痕跡も確認された。さらに、胞子や花粉など、植物の化石も琥珀の中から見つかっている。

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現在の大陸の3分の2が含まれていた「超大陸ゴンドワナ」
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