対照的に白人主体の福音教会の指導者は、トランプ氏支持層の信者を刺激したくないため、おおむね沈黙を守っているもようだ。
<ロサンゼルスの惨状>
トランプ政権の姿勢が教会に及ぼした影響は、西部ロサンゼルスが最も大きい。ここ数カ月で積極的な不法移民摘発が実施され、トランプ氏は6月、同市でICEの不法移民摘発に抗議デモが起きると、州兵まで派遣した。
全米ヒスパニック・キリスト教指導者会議を率いるレベレンド・サミュエル・ロドリゲス氏は、ロサンゼルス全体で礼拝参加者は平均35%減少し、ICEの強制捜査があった地域付近の教会では直後の礼拝参加者は最大7割も落ち込んだと明かす。
トランプ氏が2期目に就任する以前は、リンカーン・ユナイテッド・メソジスト教会のスペイン語日曜礼拝には最大80人が訪れたが、7日の礼拝堂は無人で、牧師は18人の信者のためにオンラインで聖餐式を行った。
食卓でペーパータオルホルダーに立てかけた携帯電話の画面を厳粛な面持ちで見守っていたアギーレさんは、トランプ氏の移民規制が生み出した恐怖を嘆きつつ、自身の滞在資格の問題があるにしても、移民支援のために公の場で声を上げることが大事だと強調。「(トランプ氏が)これほど強硬に、全てを一掃するためにやってくるとは想像もしなかった」と語った。
[ロイター]

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