FWOによると、2回目のビザを取得したいという強い願望が、労働者を最低賃金以下の労働条件や場合によっては危険な状況に甘んじさせることがある。同調査では、ワーホリビザを持つ回答者の66%が「雇用主はワーホリ労働者を過少賃金で働かせ搾取していると思う」と回答した。
一方で、アジア系を中心に同ビザ保持者の半数が自らの労働者としての権利をよく理解していないという状況も明らかになった。
19年には「#88daysaslave(88日間の奴隷)」というハッシュタグが拡散。このハッシュタグを使い農地などでの搾取を告発する投稿は、一時5000件を超えた。現在では投稿はほとんど見られないが、問題は今も続いている。FWOの報告書発表から約10年。オーストラリアに住む日本人向けのフェイスブック・コミュニティーでは、「悪徳ファーム(農場)」に関する情報がたびたび投稿されている。
※第2回はこちら:「稼げる」はずの豪ワーホリで搾取される日本人..給与は「最低賃金の3分の1」以下、未払いも
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