OnlyFansで得た収入によって、彼女たちはスポンサー契約に対してより慎重な選択ができるようになり、そうした契約への依存度も下がっている。この経済的な自立が、これまでの女性アスリートにおけるマーケティングの常識を覆しつつある。

「経済的な自立は力そのもの。それによって、より賢くビジネス判断ができるようになったし、自分の競技目標や個人ブランドにも再投資できている」とニューマンは語る。

イメージの主導権を握る

独自のプラットフォームで活動するということは、アスリート自身が自分らしいやり方で、心地よく自己表現できるということでもある。

「アスリートであると同時に『女性アスリート』であれ、っていう期待がある。つまり、自分の力を堂々と見せてはいけない空気がある。どんな分野であれ、自信を持つことが批判されがち。でも、私は勝つとわかっていれば、そう言う」と語るのは、プロのウルトラランナーであるサブリナ・スタンリー(Sabrina Stanley)だ。

「自信を持つことについて言えば、女性アスリートには小さなショーツやスポーツブラの着用が求められる。でも、そのイメージに『乗りすぎる』のはNG。業界は私たちの身体を性的に見せて、そのイメージで金を稼ぐ。でも、選手本人がその力を手にして、自らの意思でそういう表現をした途端に問題視される。それが現実」

「男性アスリートが肌を見せると、『アスリートの肉体』『力強いランナー』として肯定的に受け取られる。でも女性だと、同じように見せるのは『ふさわしくない』とされる。OnlyFansでは、自分の体に込めた努力を堂々と見せられる。『これが私の体。誇りに思ってる。そしてその価値を、業界じゃなく自分で収益化する』と言える」とスタンリーは話す。

スポンサー契約への依存は大きな負担
【関連記事】