トランプは手軽な成果と考えているが...

アルメニアの地域民主・安全保障センターのティグラン・グリゴリアン所長も、トランプがアルメニアのパシニャン首相とアゼルバイジャンのアリエフ大統領をホワイトハウスに招いたことは、両国の和平実現を「手軽に手に入れられる外交成果」と見なしている証左だと語る。

そして、アメリカによる提案の詳細は「極めて重要」だと強調した。

「アゼルバイジャンは、貨物や旅客がナヒチェバンに移動する際、アルメニアの干渉を一切受けない交通回廊を強く求めてきた。アルメニアは交通回廊再開の考え自体には前向きだが、その交通回廊が自国の完全な領土保全、主権、管轄下にあり、かつ相互主義の原則に従うことを主張している」と両国の考えの違いを指摘した。

「もしアゼルバイジャンが、最低限の通過手続きでアルメニア領を通過し、ナヒチェバンと結ばれたとする。その場合、アルメニアがアゼルバイジャンとナヒチェバンを結ぶ鉄道を利用してアルメニア北部地域へアクセスする際には、最低限の通過手続きで通過できるというルールがアルメニアにも適用されなければならないとアルメニアは主張しているのだ」

周辺国の利害とも衝突する可能性大
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