中国は「先制不使用」を掲げつつも核兵器を増やしている

この試射は習近平(シー・チンピン)国家主席の命令を受けて急速に進む中国軍の核開発を象徴するものだ。中国の核兵器保有数は世界第3位とされ、600発以上の核弾頭を保有していると言われている。

アメリカ科学者連盟(FAS)が発表した中国の核兵器に関する報告書によると、中国はアメリカ本土を射程に収める地上発射型ミサイル発射機を462基保有している。その中にはDF-5、DF-31、DF-41シリーズのミサイルも含まれている。

中国の軍事専門家である宋忠平(ソン・チョンピン)はグローバル・タイムス(環球時報の英語版)に対し、このICBM試射映像は中国の核兵器による第二撃能力と抑止力を示すものだと述べた。

第二撃能力とは、敵からの最初の核攻撃に対して報復攻撃を行う能力を意味する。宋は、中国は核兵器の先制不使用政策をとっているが、先制攻撃を受けた場合には反撃するための能力を備えていなければならないと主張している。

7月下旬、在米中国大使館は本誌に対し、「中国は核兵器非保有国および非核兵器地帯に対して、いかなる条件でも核兵器の使用または核兵器を用いた威嚇を行わない」と主張していた。

「中国は、核兵器保有国の中で唯一、『核兵器の先制不使用』を採用している国だ。今後も、中国の正当な安全保障上の利益を断固として守り続け、世界の平和と安定の維持に貢献していく」

今後、中国が再びICBMの試射を行うかは明らかでない。しかし、米国防総省は中国が2030年までに1000発以上の核弾頭を保有するだろうと予測している。

【動画】CCTVが公開したICBM試射の映像
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