<トランプ政権がエリート大学への圧力を強める中、コロンビア大学は多額の代償を払うことで決着を図った。だが、それと引き換えに失ったものとは──?>

米コロンビア大学は7月23日、同大の反ユダヤ主義への対応が不十分だとして助成金を凍結したトランプ政権との争いに終止符を打つため、2億2100万ドルの和解金を支払うことで合意。キャンパス内での抗議活動や入学選考をめぐり名門大学に圧力をかけているトランプ大統領にとって、大きな勝利となった。

同大はこの合意により、助成金を再び受け取ることが可能になったと発表。人種を考慮した入学選考を禁じる連邦法を遵守するとともに、反ユダヤ主義への対策を強化することを約束。合意の前日には、イスラエルに抗議して5月に図書館を占拠した学生約80人を停学・退学処分にした。

トランプは「歴史的勝利だ。コロンビアはばかばかしいDEI(多様性・公平性・包摂性)を廃止することを約束した」とSNSに投稿した。

コロンビア大学がトランプ政権との和解に合意した直後の投稿 (7月23日当時)
言論の自由の擁護派らは、同大がトランプの要求に屈したと厳しく批判している。助成金を取り戻せても、信頼を取り戻せるかは定かではない。
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