【5】One thing is certain, andthe Rest is Lies;
The Flower that once hasblown forever dies.
12世紀ペルシャの詩人ハイヤームの『ルバイヤート』から。英国のフィッツジェラルドが訳した詩集を手に入れたのは、一時期、住んでいたニューヨークでした。英語は素人なのですが、自己流に日本語訳しておきます。
「確かなことは一つだけ 残りはみんな嘘っぱち/一度開いた花ならば二度とは咲かぬ、枯れるだけ」人間は、ハイデガーが言うところの「死へと向かう存在(Sein zum Tode)」です。死を忘れているから、人はテレビを見たり、SNSでつぶやいたり、好きでもない仕事をしたり、投資で稼ごうとしたりする。1週間後に死ぬと確実に知っていたら、人間のほとんどの行為はむなしいものになります。
1週間後に死ぬと分かっていても、おまえはこの仕事をしているか? 常に、そう自問しなければなりません。そしてわたしはおそらく、まさに「この原稿」も、書いているだろうと思います。努力していたい。一度は花開くように。
薔薇ならば、花咲かむ。
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