イランにとって「トランプへの復讐は国民的要求」

トランプは2020年、イラクでイスラム革命防衛隊(IRGC)のカセム・ソレイマニ司令官を殺害するよう命じた。これにより、トランプはイランから暗殺の標的とされてきた。アメリカはIRGCがトランプ暗殺計画に関与していたと非難している。

2022年1月には、ハメネイの公式ウェブサイトが、トランプがゴルフをしている最中に四輪ロボットとドローンがトランプを狙うという動画を公開した。動画では、ドローンの操縦者と共に「ソレイマニの殺害者と命令を下した者は代償を払うことになる」という英語のメッセージが表示されている。

2024年6月29日には、イランの大アーヤトッラー(シーア派イスラム教の最高位の宗教指導者)、ナセル・マカレム・シーラーズィーが、トランプに対するファトワー(宗教令)を発布した。

これについて、イランのマスウード・ペゼシュキアン大統領は7月上旬、元FOXニュース司会者のタッカー・カールソンとの対談で、「このファトワーはイラン政府や最高指導者とは関係がない」と語った。

しかし、イランで強硬派とされる新聞「ケイハーン」はこれを「信仰を守るための明確な宗教的裁断」と評している。

さらに「トランプへの復讐はほとんど国民的要求となっている」と指摘した。

トランプは、アメリカのイラン核施設への攻撃によって、イランの核爆弾製造能力は壊滅したと述べている。しかし、イラン国内の濃縮ウランの行方には依然として懸念が残っており、攻撃前に移動されたとの指摘もある。

6月23日にイランがカタールの米軍基地をミサイルで攻撃したこともあり、イランが今後さらなる行動に出る可能性についての憶測も止まない。

【動画】イランのジョーク(?)を受けたトランプの反応
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