、フィリピンの子供たちが夢をテーマに描いたアート
フィリピンの子供たちが夢をテーマに描いたアート COURTESY OF COXCO

ここまでの道のりは順風満帆ではなかった。ココラボの開校は、新型コロナの影響で3年延期。フィリピンでは他団体にショーを乗っ取られそうにもなった。でも西側は歩みを止めなかった。「リーダーとして私が心を磨き続ければ、一緒に頑張りたいと思ってもらえると信じている」

西側のファッションへの情熱や生き方に大きく影響を与えたのは、今は亡き祖父だ。常にスーツをまとっていたおしゃれな祖父の口癖は「ロマンに生きろ」。

西側はその教えを受け継ぎ、「サンタクロースになってみんなを笑顔にしたいという祖父の分の夢も、自身の事業や活動で実現させたい」と語る。

ココの次なる目的地はニューヨーク。26年からドリームアートプロジェクトのグローバル展開を目指す。「サステナブルな素材や、背景に物語のある服を選ぶことは社会や環境を変える選択になる」。

ランウェイで夢を形にすることから、廃材を着られるアートに変えることまで――西側が考えるココのファッションは単なるスタイルを超えて、希望と変化の種をまいている。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 進化する世界の鉄道
2026年10月20日号(10月14日発売)は「進化する世界の鉄道」特集。

鉄道黄金期を迎えたヨーロッパを旅する――コリン・ジョイス(ジャーナリスト)/豪快かつ特異なアメリカ大陸鉄道史/膨張する中国鉄路の野望/「夢の超特急」リニアの現実/韓国、アフリカ、インド……世界を駆ける鉄道新事情

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます